ごあいさつ

武庫川大学研究推進基金

「ダイバーシティと研究力で未来をひらく」大学へ

私どもは、校祖・公江喜市郎先生の「立学の精神」のもと、女子高等教育の道をきり拓いてまいりました。現在は13学部21学科を擁する総合大学へと発展を遂げましたが、社会の多様化や少子化の加速により、女子大学を取り巻く環境は急速に変化しています。

学ぶ意欲と力を備えたすべての方々を受け入れるために、私たちは令和9年度より大学を「武庫川大学」と改称し、全学部学科を共学化することを決断いたしました。

新たなビジョンは「ダイバーシティと研究力で未来をひらく」です。本学の最大の強みは、多様な専門知がキャンパスに集結している点にあります。これらすべてが横断的につながることで、既存の「疾患中心」の枠を超えた、人々の日常すべてを科学する「生活密着型・多職種連携研究」を推進します。世界の研究機関がまだ着手していない領域や、困難ゆえに諦められてきた課題に挑み、「どこにもない視点」から社会を改善する実装力を生み出すことこそが、本学の研究姿勢の核です。

基礎研究で得た知見を確かなエビデンスとして積み上げ、産業界との連携によって実用化(社会実装)へつなげる明確なロードマップを描いています。

研究成果が社会の中で「人々のサステナブル ウェルビーイングを向上させる力」となることが武庫川大学の使命です。

こうした自由で大胆な発想に基づく研究を継続し、加速させるためには、公的助成金だけでは成し得ない柔軟で機動力のある資金が不可欠です。そこで、若手研究者の育成や迅速な実験設備の整備を目的とした「武庫川大学研究推進基金」を創設いたしました。創立100周年に向け、伝統を継承しながら、未来をきり拓く唯一無二の研究拠点を目指してまいります。将来、「あの時のご支援が、この変革の始まりだった」と誇れる未来を、皆様とともに創りたいと願っております。何卒、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2026年4月

武庫川女子大学
学長
髙橋 享子

武庫川学院創立80周年記念 夢と虹基金

校祖、公江喜市郎先生は1939年、財団法人武庫川学院と武庫川高等女学校を創設しました。公江先生は、女性の育成を「立学の精神」に込め、「高い知性と善美な情操と高雅な徳性とを兼ね具(そな)えた有為な女性を育成するにある」と教育理念に掲げました。その理念のもと現在、学院では教職員が一丸となって主体性・論理性・実行力を培う女子教育を進めています。

男女共同参画社会の実現が21世紀の我が国社会を決定する最重要課題に位置づけられ、社会の一層広い分野やステージで女性の活躍が求められています。これまで18万人を超える心豊かで才能に溢れる女性を社会に輩出してきましたが、さらに男女共同参画時代に真に対応することができ、グローバルな視野を持った指導的な女性を育てていくことが、学院に課せられた今日的使命と受け止め、目下、教育改革を推進しております。

武庫川学院は2019年に創立80周年を迎えます。その翌年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。学院では、学生や生徒、あるいは卒業生の中からオリンピック・パラリンピックに選手を輩出することを目標に、育成強化に取り組んでいます。また、文化・芸術方面でも国内外での活躍に期待をしているところです。

他方、経済格差が広がる今日、経済的な理由で学びの機会を断念せざるを得ない学生や生徒が増えており、このような学生や生徒が勉学を全うできるよう支援しなければなりません。

学院では、奨学金や褒賞金制度で学生や生徒の活躍を全力で応援していますが、これをさらに強固なものにするため、創立80周年を記念して、教職員は勿論のこと、皆さまからのご理解とご支援もいただき、学生や生徒たちのスポーツ・文化応援と勉学支援を目的にした「夢と虹基金」を創設しました。これにより、学問研究・勉学はもとより、スポーツや文化活動をさらに活性化し、一層充実した女子総合学園に発展させたいと願っています。

どうか趣旨にご賛同をいただき、寄付金の募集にご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2017年7月

学校法人 武庫川学院
理事長・学院長
大河原 量