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女性活躍支援金受給者からの感謝の声

女性活躍支援金を受給した卒業生・学生・生徒・団体から、ご支援をいただきました皆様へ感謝の声が届いております。

卒業生

宇多 喜代子(2019年 文化功労者)
 このたびは武庫川学院創立80周年という記念の年に「女性活躍支援金」拝受いたす栄にお選び下さりまことにありがとうございました。まことに面映いことでございます。
 私が俳句の勉強を始めました昭和20年代から30年代当時、いまだ女性が社会で活躍する機会が少なく、俳句の集りに出席いたしましても周囲は男性ばかりでした。その後少しずつ女性の居場所が出来るようになり現代に至っております。
 そのような来し方を思いますにつけ、母校よりの「女性活躍支援」の一人に選んでいただき、過分な支援金をいただきまことにありがたく思います。御礼申しあげます。


大学院生

髙橋 美宝
 私は看護師として働きながら、本学大学院看護学研究科修士課程で研究に取り組んでいます。研究課題は「潰瘍性大腸炎患者におけるQuality of life 関連要因の探索」についてです。潰瘍性大腸炎とは炎症性腸疾患という難病のひとつで大腸の粘膜に炎症が起き、びらんや潰瘍が発生します。症状は血便や下痢、腹痛を伴い激しい炎症が続く活動期と症状が落ち着く寛解期を繰り返す病気です。外見的な変化はほとんどないため、周りの人に病状を分かってもらえず、日常生活や社会生活を送る上でも困難を伴うことがあります。そこで、患者のQuality of life と心の健康状態について調査しました。その結果、症状が落ち着いている寛解期であってもQuality of life の低下とうつがみられたこと、特に寛解期の女性患者においてQuality of life の低下とうつが多く、両者の関連がみられました。本調査結果について第10回日本炎症性腸疾患学会学術集会にて発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。また、オーストリアのウィーンで開催された国際学会である15th Congress of European Crohn's and Colitis Organization に抄録を応募したところ、1086の採用演題の中でトップ40に入選し、英語での口頭発表とポスター発表の機会を得ることができました。欧米では炎症性腸疾患に特化した専門看護師が存在し、専門看護師による患者への看護の実際や最新の研究成果を聴くことができ、大変貴重な学びを得ることができました。この学びを修士課程の研究に反映させて潰瘍性大腸炎患者の方々への看護実践として還元していきたいと思います。この度は「夢と虹基金」よりご支援を賜りまして厚くお礼申しあげます。皆様の思いを大切に、看護学研究者としてさらに精進し、難病と共に生きる多くの方々の生活の質向上に向けた看護支援について考えていきたいと思います。


松下 翠
 この度は、武庫川学院創立80周年記念「夢と虹基金」に採用していただき誠にありがとうございます。大変嬉しく思います。
 令和元年5月11日(土)に宮城県の仙台国際センターで第92回日本内分泌学会学術総会が開催されました。私は一般演題のポスター発表の中のコンペティションに参加し、学生、大学院生、初期研修医と共にポスター発表を行いました。発表題目は『IGF-1のエネルギー代謝に関する基礎的検討』です。そこで、学生・初期研修医ポスター発表で優秀賞をいただきました。
 私は現在、武庫川女子大学大学院薬学研究科薬科学専攻の修士課程を修了し、修士課程から続けている研究をさらに深く掘り下げたいと考え、武庫川女子大学大学院薬学研究科薬科学専攻の博士課程に入学いたします。修士課程で培ったデータを用いてさらに人々の健康に携われるよう研究を続けています。今後も支援いただいた皆様への感謝を忘れず、より一層精進してまいります。
 最後になりましたが、ご支援をくださった全ての方々に心よりお礼申し上げます。


大学生

白根 亜季乃
 この度は女性活躍支援金に採用していただき、誠にありがとうございます。
 私は大学にて英語文化学科に在籍し、「香港杯 全日本大学学生大使英語プログラム」という大会に挑戦しました。この大会は、香港政府主催の全国規模の英語プレゼンコンテストです。全国から140名の応募があり、その中から15人のファイナリストに選ばれ、最終審査会では3位をいただきました。私を含む上位4名が2019年の香港学生大使に選出され、同年3月には2週間にわたり香港に派遣されました。
 この経験を通して、外国で異なる文化を持った人と交流する楽しさを知り、卒業後は英語を活かして海外と関わる仕事に挑戦します。今後もご支援いただいた皆様への感謝を忘れず、より一層勉学に励み、世界で活躍できる人材になれるよう努力いたします。ご支援いただいた全ての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。


武庫川女子大学附属高等学校 団体

食育ブラウンライス班 三木 久子
 この度、私たちの研究を評価していただき、ありがとうございました。
 私たちは、現在世界中で問題となっている生活習慣病を予防することを目的として、食生活に着目して研究しています。
 そこで、武庫川学院で行われている「ブラウンライスウィーク」をより推進するために玄米に注目しました。玄米を摂取することでどのように体に変化をもたらせるのかなどを調べ、日々研究しています。
 そして、研究で得られた結果を考察し、様々な場で発表しました。世界健康フォーラム2019東京で「モナリザ賞」や集まれ!理系女子第11回女子生徒による科学研究発表交流会にて「奨励賞」を受賞しました。
 この寄付金で、今後より深い研究をしていきたいと思います。
 選んでいただき、ありがとうございました。


武庫川女子大学附属中学校・高等学校 団体

コーラス部 部長  高校  八尾 鈴葉                           
         副部長 高校  小澤 愛佳・田中 由利
         顧問      岡本 尚子                        
 この度は、私たちコーラス部に支援金を頂きまして誠にありがとうございます。いつも私たちの活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝しております。
 中高コーラス部は2020年度に創部80年を迎えることになります。私たちは、年間で2つのコンクールに出場しており、どちらも全国大会に出場し上位入賞を大きな目標にしております。全日本合唱コンクールでは中学は29年、高校は27年、連続出場を続けており、昨年度は中高とも金賞を受賞いたしました。また、NHK全国学校音楽コンクール全国大会に今まで高校は18回、中学は15回出場し、高校は昨年度まで連続3回出場しております。昨年3月にはスペインのリョレト デ マール市で行われた国際コンクール〔Golden Voices of Montserrat〕において、グランプリを受賞いたしました。その他にもミュージカルに挑戦し、あじさいコンサートや私学連合音楽会、県の合唱祭などで好評を得、その他学内外で演奏活動を活発に行っております。
 今年度もコンクールで良い結果を残すだけでなく、私たちの歌を聞いてくださる方々に感動をお届けできるよう頑張ります。そしてなにより、今回支援してくださった皆様、今まで支えてくださった皆様、各地から応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、武庫川学院の一員として誇りを持って部活動に取り組んでまいります。これからも応援のほどよろしくお願いいたします。この度は誠にありがとうございました。